交配を避けたい被毛や毛色の組み合わせ
異なった被毛タイプの組み合わせは毛質の特徴を損なわせる
ダックスフンドには、スムース、ロング、ワイアーの3種類の被毛タイプがありますが、それぞれの毛質の特色を守るためにも、同じ被毛同士の交配を行いましょう。
異なる被毛タイプの組み合わせ、例えばスムースとロングを組み合わせると、スムースでもロングでもない、毛の長さが中途半端なダックスフンドが生まれることがあります。
また、ロングの毛は柔らかく、ワイアーの毛はごわごわと硬いのが特色ですが、ロングとワイアーを組み合わせると、そうした特色が失われます。
子犬の頃はワイアーでも毛が柔らかいため、ロングだと思っていたら、成長しても毛が伸びず、ロングでもワイアーでもないダックスフンドになったりします。
繁殖の専門家は、異なった被毛タイプを組み合わせて繁殖させることがありますが、これは毛質改善などの目的を持って行うものであります。
一般の人がむやみに行うと、被毛タイプごとに異なるダックスフンドのよさを損なわせることになります。
毛色の組み合わせによっては重大な欠陥が現れることもある
ダックスフンドには多彩な毛色のバリエーションがあり、組み合わせによっては、親と異なる毛色の子犬が産まれてくるのも楽しみの一つです。
しかし、組み合わせによっては、視覚障害や聴覚障害、心臓疾患といった重大な欠陥を持つ子犬が生まれることもありますから、きちんとした知識を持って組み合わせを決めることが必要です。
最も問題になるのは、ダップル同士の組み合わせです。
ダップルというのは、褐色やグレーといったベースカラーに、それよりももっと濃い色の斑点が適度に入っている毛色のものですが、ダップル同士を組み合わせると、全身が真っ白で目が青く、視覚障害や聴覚障害、心臓疾患などを持った子犬が生まれる危険性があります。
ダップルの犬を持っている場合は、血統書をよく確認して、ダップルの血が入っていないブラック&タンを組み合わせると良いでしょう。
パイボールドは薄いベースカラーに他の色が入ったものですが、他の犬種の血が入っている可能性があるため、日本や原産国のドイツなどでは、ダックスフンドのカラーとして正式に認められていません。
そのため、パイボールドとそれ以外の毛色の組み合わせはお勧めできません。
本来は猟犬であるダックスフンドは、毛色は濃いものが望ましいとされています。毛の色が薄いと自然の中で目立ってしまうからです。
そのため、クリーム同士やゴールド同士など、毛色の薄いもの同士の組み合わせは好ましくありません。毛色の濃いものと組み合わせましょう。
特に鼻の頭や目の縁、爪などの色は黒が望ましく、そうした部分の色素が薄いもの同士の組み合わせは、暗い場所を好んだり、性格的にも問題のある子犬が生まれることがあります。
毛色だけでなく、鼻の頭や爪の色などもチェックして組み合わせを決めましょう。
子犬を入手したら、将来のことを考えて血統書の名義変更を済ませておきましょう。
交配の組み合わせを考えるときは、外見だけでなく、自分の犬と相手の犬の血統書を良く見ることが大切です。
血統書はその犬の家系図のようなもので、3〜5代前までの先祖が記されていますから、外見だけではわからない隠れた形質を知ることが出来ます。
例えば、外見上はレッドやチョコレート、クリームでも、血統書にはレッド・ダップルやクリーム・ダップルと記載されていることがあります。
これは成長にしたがって、ダップル模様が消えてしまったもので、血統書に記載された先祖をたどっていけば、ダップルの血が入っていることがわかるはずです。
こうしたことを知らずにダップルと交配させると、ダップル同士の交配となり、前述のように、先天的な疾患を持つ子犬が生まれることがあります。
繁殖をさせるときは、自分の犬と相手の犬がどのような血統で、交配させても良いかどうかを確認することが大切です。
また、血統書を見れば、どんな子犬が生まれるかも予想できます。
オス犬のDNA登録(JKCの場合)
これから交配を予定しているオス犬、また、交配したオス犬は、DNA登録が必要です。
DNA登録が完了していない場合、生まれた子犬の血統書作成が保留となってしまいます。オス犬所有者の方は必ずDNA登録をしてくださいね。
また、メス犬所有者の方は、交配前に、交配するオス犬所有者に、DNA登録が完了してるか確認をするようにしてください
DNA登録が必要な申請手続き
種オスはDNA登録が必要です。
台メスもチャンピオン犬の場合は、DNA登録が必要です。
(2)すべてのチャンピオン登録(3)外産登録犬(輸入犬)
(4)血統証明書の再発行(JKCの原簿上に交配記録がある種オスのみ)