ダックスフンドに多い病気
■椎間板ヘルニア
ダックスは生まれながらにして軟骨が変性しやすい体質を持っています。
そのために過激な運動が続いたり、無理な体位での運動が重複すると椎間板の変性が進むために、正常の位置から脱出を起こして、この突出を起こした部分が脊髄神経を圧迫するために色々の運動障害が起きてきます。
最初の頃は、腰の辺りの皮膚に触れられることを嫌います。
何回か腰部や背部を圧迫しただけで咬みついてきたりします。
歩くことを極端に好まなくなり、散歩の途中で座り込んでしまったりします。
強制的に歩かせようとすると跛行を引いたりします。
背部の中央を曲げて、アーチ型の姿勢をとりがちになりますが、
ダックスは胴長で四肢が短いので、この姿勢はすぐに判別できます。
また、階段の上で運動が出来なくなったり、時によっては、
旋回運動もしなくなります。
病状がさらに進むと2本の後ろ足の感覚が鈍くなって、後ろ足で体重を支えられなくなり、
前の2本足で全体重を支えるような、不自然な姿勢をとるようになります。
ここまできますと、病状はかなり進んでいるのです。
治療せずに、このまま放任すると後ろ半分の体が不随になってしまいます。
大便、小便は垂れ流しになり、2本の後ろ足は後方へ無気力に引き摺る姿勢になります。
これは腰の神経が麻痺してしまったためです。
この症状が出現した場合の処置としては外科的に椎間板の整形手術をして脊髄神経が正常に作動するようにしてあげるのみです。
病状がさほどひどくならないうちなら、過激な運動を避けて、背部、腰部の痛みのある部分を軽くマッサージするとか、血液循環を良くして治療を図る目的で保温や加温をしてやると良いでしょう。
椎体の部分は元来、血液の循環がやや緩慢ですから、温湯浴とか湿布剤の添付をして血液の循環を良くすることによって、ごく初期のヘルニアの予防や治療をしてやるのも良いでしょう。
背中の筋肉に痛みがありますからアリナミンの錠剤を内服させてやると、
意外に良い結果が得られることがあります。
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